趣味:メダカ・熱帯魚飼育(Fish Keeping / Aquarium Keeping)
内容や楽しみ方
メダカや熱帯魚飼育は、美しい魚たちが泳ぎ回る様子を鑑賞するだけでなく、彼らが快適に暮らせる環境を整えることに醍醐味があります。メダカは室外での飼育も在ります。ビオトープや睡蓮鉢などで育てる楽しみも在ります。
- 鑑賞
色とりどりの魚たちが水槽の中を優雅に泳ぐ姿は、見ているだけで心が和みます。光の当たり方や水草との組み合わせで、様々な表情を見せてくれます。
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- 生態観察
魚たちの食事風景、繁殖行動、仲間とのコミュニケーションなど、日々の変化を観察するのは非常に興味深いです。特に繁殖に成功した時の喜びはひとしおです。
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- 環境構築
水槽のレイアウトを考え、水草や流木、石などを配置して、自分だけの水中世界を創り上げることができます。水の管理やろ過システムの選択など、科学的な知識も必要とされ、奥深さがあります。
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- 品種改良
メダカにおいては、様々なヒレの形や体色の品種が作出されており、自分で交配して新しい品種を生み出すことも可能です。
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- 癒し効果
水槽を眺めることは、ストレス軽減やリラックス効果があると言われています。仕事や学業の合間に、ふと水槽に目をやるだけで、気分転換になります。
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始め方
メダカと熱帯魚では、種類によって適した環境が異なりますが、基本的な始め方は共通しています。
- 飼育する種類を決める
まずは、メダカか熱帯魚か、そしてどのくらいの大きさの魚を飼いたいかを決めましょう。初心者には、比較的丈夫で飼いやすいメダカや、グッピー、ネオンテトラなどの小型熱帯魚がおすすめです。
- 飼育環境の準備
- 水槽
飼育する魚の数や種類に合わせて、適切なサイズを選びます。大きい水槽ほど水質が安定しやすい傾向にあります。
- フィルター
魚のフンや食べ残しなどを除去し、水をきれいに保つために必要です。外掛け式、底面式、外部式などがあります。ビオトープなどの方法も在ります。
- ヒーター(熱帯魚の場合)
熱帯魚は文字通り熱帯の魚なので冬越をする為には水温を一定に保つ必要があるため、必須です。
- 照明
魚を美しく見せるだけでなく、水草の育成にも必要です。
- 底砂・底床
魚の住処となり、ろ過バクテリアの定着を促します。
- 水温計
水温を確認するために必要です。
- 水質調整剤
カルキ抜きなど、水道水を魚が住める水にするために必要です。
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- 餌 魚の種類に合ったものを選びましょう。
- 水槽の立ち上げ
水槽を設置し、底砂を敷き、水草を植え、水を入れます。この時、カルキ抜きなどの水質調整剤を必ず使用しましょう。
- 水の循環とバクテリアの定着
フィルターを稼働させ、数日から1週間ほど水を循環させます。これにより、ろ過バクテリアが水槽内に定着し、魚にとって有害な物質を分解してくれるようになります。この期間を「水槽の立ち上げ」と呼び、非常に重要です。
- 魚の導入
水槽が安定したら、いよいよ魚を迎え入れます。購入してきた魚は、すぐに水槽に入れるのではなく、袋ごと水槽に浮かべて水温を合わせる「水合わせ」を行い、魚へのストレスを最小限に抑えましょう。
初期費用(目安)
飼育する魚の種類や水槽のサイズ、購入する用品のグレードによって大きく変動します。
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メダカの場合
- 水槽(10〜30L程度):2,000円〜5,000円
- フィルター(外掛け式など):2,000円〜4,000円
- 底砂:1,000円〜2,000円
- メダカ(10匹程度):1,000円〜3,000円(品種によって異なる)
- その他(餌、カルキ抜きなど):1,000円〜2,000円
- 合計:約7,000円〜16,000円
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熱帯魚の場合
- 水槽(30〜60L程度):3,000円〜10,000円
- フィルター(外掛け式、外部式など):3,000円〜10,000円
- ヒーター:2,000円〜5,000円
- 照明:3,000円〜8,000円
- 底砂:1,000円〜3,000円
- 熱帯魚(小型種10匹程度):2,000円〜5,000円(種類によって異なる)
- その他(餌、カルキ抜き、水温計など):2,000円〜5,000円
- 合計:約16,000円〜46,000円
※上記はあくまで目安です。より本格的な設備を揃えたり、高価な魚を飼育する場合は、さらに費用がかかります。